MTDDC 2017 に参加してきました。

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MTDDC 2017 に参加してきました。参加と言っても聞いているだけですが、それでもお腹いっぱいです。

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MTDDCは4年ぶりの開催だそうです。そういえば2013年の時はLTで登壇したような...

まずはCTOの平田さんの「生まれかわるMovable Type 7のコンセプトと概要」で幕を開けました。

続いてMovable Typeのリードエンジニアの高山さんからから「詳説 Movable Type 7 〜Movable Type 7 で始めるコンテンツとウェブの新しい関係〜」と題して新しい管理画面を見ながら今までのMTとの違いの詳しい解説がありました。

シックス・アパート、CMSプラットフォーム「Movable Type 7」のデベロッパープレビューを公開

下記のページよりMovable Type 7 デベロッパープレビュー版をダウンロードできます。
Movable Type BETA 開発中の次バージョン

Movable Type 7については今までのMTとはかなり違ったものになると噂にはなっていましたが、噂通りでしたね。

元々MovableTypeはブログツールとして誕生したものなので、ブログという単位があり、その中にタイトルや本文などで構成された記事やウェブページといった単位がありました。

そのような枠組み・概念をなくして、新しい仕組みで情報(コンテンツ)を管理するツールへと生まれ変わるアップデートでした。

その新しい仕組みが今回の目玉である「コンテンツタイプ」という概念です。

例えば「イベント情報」というコンテンツタイプがある場合、「イベント名」「開催日」「会場」などのコンテントフィールドを作成して「イベント情報」というコンテンツタイプに紐づけておくと、この「イベント情報」というコンテンツタイプを使うことで必要な情報(イベント名、開催日、会場)がわかりやすく、項目通りに迷わず入力しやすくなります。

また、一度作成したコンテンツタイプは使い回しができるようになっているようなので、イベントの告知ページやリマインドページ、レポートページで同じ情報が必要になっても、イベントの情報がまとまったコンテンツタイプを使うことで何度も同じ情報を入力する必要が無くなります。

コンテンツタイプが使いまわせることで、万が一『「会場」が変更』になってもコンテントフィールドの情報を変更して「再構築!」すれば全てのページが修正されてしまいます。このように情報の一元管理ができるようなります。

今までもMovable TypeはCMSと分類されることがありますが、とりわけWEBサイト管理ツールとして使われることがほとんどだと思います。

しかし、Movable Type 7は本当の意味でのCMSに生まれ変わるということになると思います。

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3つ目はMTのデザイン戦略担当の長谷川恭久さんの「エンジニアと協働するためのデザイン的アプローチ」です。

開発をしていく中でエンジニアとデザイナーのそれぞれの立場やプロセスの違いによる開発の進め方で苦労したお話でした。

開発現場での経験談でしたが、WEBサイトの制作でも同じようなことになりますよね。デザインとコーディングが同時並行ということはほとんどありませんが、デザインされたものをWEBサイトに落とし込む時、ここがこうなっているとコーディングしやすいのに...ということもありますからね。

作業に関わる人、それぞれの立場やプロセスの違いを知ることは必要ということを改めて感じました。

最後は早瀬さんの「あえて言わせてほしい! MTで作ろうと思っているサイトの7割は MovableType.net で作れるようになる!」

機能追加が頻繁に行われているMovableType.netですが、これからもMovableType.netと補完し合う形で成長させていきますとのこと。もうMovable Typeの下位バージョンではなく、MTの別バージョンというサービスですね。

Movable Type 7にもワークフロー機能などが追加されるようですが、それに先駆けてMovableType.netにワークフロー機能が搭載されるようです。

ソフトウェア版のMovable TypeとMovableType.netがうまく絡み合いながら進んで行ってくれるといいですね。

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